ヤクルト・西浦、初1試合2発!3安打5打点で虎粉砕

 「ヤクルト9-4阪神」(19日、神宮球場)

 ヤクルトは神宮の夜空にかけた3本のアーチで、虎を粉砕した。主役を張ったのは西浦だ。自身初の1試合2発を含む3安打5打点。大爆発とは裏腹に「実感はないです。勝ちに貢献できたのが一番うれしい」と控えめに笑った。

 初回は逆転後、さらにリードを広げる9号3ラン。四回は先頭で10号ソロ。プロ5年目で初の2桁本塁打を「目標にしていたのでうれしい」と喜んだ。

 開幕レギュラーではなかった男が、初のシーズン規定打席に到達。早出と居残り練習は欠かさない。青木は「見る見るうまくなった」とチーム躍進の要因に西浦の遊撃定着を挙げる。

 山田哲も初回の33号勝ち越し2ランで今季119得点目。自身の持つシーズン得点の球団記録に並んだ。強力打線を前面に、CS進出へ一気に加速する。

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