西武・雄星 スライド登板に前向き 本来の中6日で先発「プラスに捉えたい」
10年ぶりのVに向けて6連勝と波に乗る西武が、水入りを強いられた。20日のロッテ戦は雨天中止。中5日で先発予定だったエース・菊池雄星投手(27)は21日の同戦にスライド登板が決まった。
試合開始予定時刻の1時間前に中止が決定。室内練習場で軽くキャッチボールを行った菊池は「(ブルペンで)投げる前で良かった。肩を作る前だったし、この(グラウンド)コンディションで投げるより、明日万全の状態で」と前向きに捉えた。
自身のコンディションにもプラス1日が好材料となりそうだ。中5日の予定が、本来の中6日で投げることができる。「中5(日)だったし、プラスに捉えたい。一生懸命投げるだけ」。今季2度の中5日では白星を逃しており、調整十分でマジック減らしに挑む。
雨に水を差された格好だが、チーム一丸でVに突き進む姿勢は変わらない。辻監督は「自然には逆らえんな」と苦笑い。仕切り直しの一戦で、エースがVロードを加速させる。