DeNA加賀が引退登板「9年間の思いを一球一球に込めて投げました」
「DeNA-中日」(21日、横浜スタジアム)
今季限りで引退を表明している加賀繁投手が、引退試合で先発登板。打者・平田に対して、カウント2-2から内角のスライダーで空振り三振に打ち取り、マウンドを2番手の京山に譲った。
対戦が終わるとナインがマウンド上に集まり、一人一人と握手、抱擁を交わした加賀。ファンの大きな声援を受けて、9年間のプロ生活に別れを告げた。
降板後は「マウンドでは緊張もあり、この横浜スタジアムで投げるのが最後という寂しさもあり、何を投げたのか、どのようなフォームで投げたのか正直あまり覚えていません」と加賀。それでも「とにかく9年間の思いを一球一球に込めて投げました」と話した。
相手打者の平田に対しても「打率も高く長打もあり、素晴らしい打者。特別な雰囲気の中で対戦してくれた平田選手に感謝の気持ちを伝えたい」と感謝の意を示した。試合後には引退セレモニーも予定されている。