ヤクルト粘りの継投 石山が球団で日本選手4人目の30セーブ目
「中日0-2ヤクルト」(23日、ナゴヤドーム)
継投策で完封勝利。「完封という感じの試合じゃなかったけど、よく粘った」。ヤクルト・小川監督も安堵(あんど)の笑みだ。先発の原が毎回、走者を背負う投球。5回無失点で切り抜けたところで見切りをつけハフ、梅野、近藤、石山とつないだ。
今季のチームを支えるリリーフ陣は記録ずくめ。八回を無失点に抑えた近藤は球団新記録の35ホールドをマーク。九回を抑えた守護神の石山は球団で日本選手4人目の30セーブ目を挙げた。
近藤が「記録は僕に付くけど、チームの数字」と言えば、石山も「個人記録よりチームが勝つのが大事」。この日は、24日に先発予定だった小川が腰の張りを訴え、登板回避が決まった。緊急事態とも言えるが、全員野球でCS神宮開催に向けてまっしぐらだ。