西武3連発でM6 35年ぶりクリーンアップそろい踏み

 「楽天3-4西武」(24日、楽天生命パーク宮城)

 鮮烈すぎる3本のアーチは優勝への懸け橋だ。西武のクリーンアップが球団では35年ぶりとなる3者連続弾という離れ業をやってのけた。「3連発なんてそう出るもんじゃないよ。すごい打線」。辻発彦監督が驚嘆の笑顔を浮かべた。

 1点を追う四回だ。先頭の浅村が藤平の高め真っすぐを捉え、右翼席へ30号ソロ。プロ10年目で初の30本到達に「打球が上がりすぎたと思ったけど、感触はそこそこよかった」とうなずいた。

 主将の一撃からわずか5球で2発続いた。山川は2球目の真っすぐをフルスイングではじき返し、左翼席へ勝ち越しの44号ソロを突き刺した。仕上げは8号ソロの栗山。「3連発は頭にあった。何とか続いていけるように」との思いを乗せ、3球目のストレートを右中間席に放り込んだ。

 浅村は30本と100打点をクリアし、打率も現在・315。毎年の目標に掲げる「3割、30本、100打点」に手を掛けた。球団の達成者は2003、06年のカブレラのみで日本選手では初となる。

 ホークスが追いすがるため、今季最長9連勝にも安心感はない。辻監督も「こっちは一戦必勝しかない。(マジックを減らすのに)勝ちしか計算してない」と気を引き締めた。優勝マジックは「6」となり、最短優勝は28日のソフトバンク戦。直接対決で引導を渡すまで、大型連勝を終わらせない。

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