中日・岩瀬、前人未到1000試合登板へあと1
「中日1-6ヤクルト」(24日、ナゴヤドーム)
自らが持つ登板試合の日本記録を次々に更新し、1000試合の大台まで王手。それでも中日・岩瀬仁紀投手は「チームがこういう状態なんで…。自分のことより、チームが負ける方が残念」と4連敗に悲しい顔で車に乗り込んだ。
出番は3点ビハインドの九回だった。先頭坂口を四球で歩かせたが、青木の送りバントの打球を素早く処理して二塁に送り、坂口を封殺。予定された左打者2人で1死一塁とし、右打者の山田哲を迎えるところで交代した。
試合は敗退。「こういう負けられない試合をものにしてきたチームだった。今は何かが足りないからこうなっているんだと思う。(重圧を)払拭(ふっしょく)できなければ強いチームにはなれない」。その視線は、あと1に迫った偉業より低迷するチームの未来に向けられていた。