ヤクルト執念の逆転勝ち 九回2点差追いつき延長勝ち越し!広島Vに待った
「中日4-7ヤクルト」(25日、ナゴヤドーム)
2位・ヤクルトが執念の逆転勝ちで、広島の優勝に待ったをかけた。
負ければ優勝マジックを「1」としていた広島の3連覇が決まる一戦。ヤクルトは先発・石川が立ち上がり不安定で、三回まで毎回の1失点で3点のリードを許す。
それでも四回に青木の10号ソロで反撃を開始すると、六回には無死一、二塁からバレンティンが左前適時打を放ち1点差に詰め寄った。だが後続が倒れて追い上げムードも終息。その裏に中日・荒木に適時二塁打を打たれて再び2点差になり、万事休すかと思われた。
しかし九回に意地を見せる。1死二、三塁から大引の右前適時打で再び1点差に迫ると、2死一、三塁となった土壇場で坂口が執念の右前同点適時打を放った。
そして延長十回決着がつく。1死二、三塁での川端の一ゴロを中日・ビシエドが間に合わない本塁に投げて野選。ヤクルトは勝ち越しに成功すると、2死満塁から宮本がダメ押しの2点適時打を左前に放った。