ロッテ大隣が引退会見「ホッとしている。やりきった」
25日に現役引退を発表したロッテ・大隣憲司投手(33)が26日、ZOZOマリンスタジアム内で引退記者会見を開いた。
大隣は「まずホッとしている。やりきった気持ちもある」と話し始め、さらに「正直、あまり体の方もだんだんいうことをきかなくなっている。現実と自分の動きがかけ離れるようになった」と振り返った。引退を決めたのはここ1週間だったという。
昨オフ、ソフトバンクを自由契約になり、テスト入団。「今年が勝負」と臨んだが、5月2日の初先発(ソフトバンク)では1回2/3を被安打7で7失点。「チャンスで結果を出せなかった」と翌日にはファーム落ち。以後、1軍には戻って来なかった。
13年には難病の黄色じん帯骨化症を発症したが、14年7月27日のオリックス戦で先発して422日ぶりの勝利を挙げた。「鮮明に覚えています」。この年、ソフトバンクの日本一に貢献した。
自身の難病については「(影響は)少なからずあったと思う。でも、それを言い訳にはしたくなかった」と話した。今後については「未定」としながらも、「野球に(対して)なにかしら貢献したい」と希望を述べた。