どうなるセ3位争い? 巨人&DeNAが同率3位 阪神は崖っぷち
混戦のセ・リーグAクラス争い。この日はヤクルト-DeNA(神宮球場)が雨天中止。巨人-広島(東京ドーム)、中日-阪神(ナゴヤドーム)の2試合が行われた。
まず、3位巨人は九回に抑えの山口俊が決勝点を献上して痛恨の敗戦。DeNAに並ばれ、3位タイとなった。12年ぶりのシーズン負け越しも確定。前夜、DeNAとの直接対決をサヨナラ勝ちで制したが、勢いを生かせなかった。
阪神は不調に苦しんできた藤浪が2年ぶりの完封勝利。チームの連敗を3で止め、3位とのゲーム差も「3」に縮めた。リーグ最多11試合を残しており、崖っぷちでCS争いに踏みとどまった。
台風接近が予想される30日は中日-阪神(ナゴヤドーム)の中止がすでに決定。ヤクルト-DeNA(神宮)も厳しい状況だ。
DeNAは9月に入って、ラミレス監督が短期決戦仕様の“マシンガン継投”を駆使して白星を量産。雨天中止で、登板過多となっていたリリーフ陣にはいい“休養”となる。
また巨人より3試合多く、自力でAクラスを決める可能性も残す。ただ残りは広島と1試合、ヤクルトと3試合、阪神と3試合。全て負け越している3チームとの7試合で、底力が試される。
巨人は残り4試合。3位にいるものの、自力でのCS進出の可能性はなくなっており、厳しい立場であるのは間違いない。残りは5勝17敗1分けと大きく負け越している広島と2試合、ヤクルトと1試合、阪神と1試合。日程に余裕があり、菅野、メルセデスをフル回転することも可能。吉川光が先発濃厚の1日のヤクルト戦を含め、一戦必勝態勢で臨むしかない。
CS進出チームを決定するのは10月11日まで。5位阪神は30日の中止で空き日が消滅。ダブルヘッダーの可能性も出てきており、日程的に最も過酷だ。打線の軸である糸井も離脱し、崖っぷちに追い込まれている。
1位・広島(優勝)
2位・ヤクルト(10差)
3位・巨人(5差)
3位・DeNA(0差)
5位・阪神(3差)
6位・中日(1・5差)