楽天・田中、プロ初サヨナラ打 新人王へ追い込み「絶対取りたい」
「楽天2-1日本ハム」(29日、楽天生命パーク宮城)
新人王獲得へのラストスパートだ。楽天・田中が2年目で初のサヨナラ打。「野球人生でも多分初めて」という勝負を決める一打に「初めてだったので、(一塁)ベースを回った後にどうすればいいか分からなかった」と苦笑いで喜びを口にした。
1-1の延長十回2死二塁、代打今江が申告敬遠で勝負を避けられ、打席が回って来た。1ボール2ストライクから「絶対に変化球が来る」と読み、藤岡のカーブをおっつけた。右前に落とし、チームの本拠地の連敗を7で止めた。
五回にも遊撃手のグラブをはじく適時打を放ち、2試合連続の2本の適時打で今季安打数は108に。残り6試合で120に乗せることを目標に掲げる。新人王へ「今年しかチャンスはない。絶対に取りたい」と意欲を隠さなかった。