巨人杉内、引退セレモニーで姉に涙のメッセージ「彼女のおかげで強い心を育み…」

引退セレモニーで涙をこらえる杉内
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 「巨人5-4広島」(30日、東京ドーム)

 巨人が試合後に杉内俊哉投手の引退セレモニーを行った。

 杉内は背番号18のユニホーム姿でグラウンドに登場。マウンド付近でマイクの前に立ち、巨人ファン、古巣のソフトバンクファン、そしてこの日の対戦相手である広島ファンにも感謝した。

 家族に話が及んだ時には涙をこらえきれず。「家族には本当にお世話になりました。勝った負けたで感情の起伏が大きいなか、一番近くで支えてくれ、本当に感謝しています」と、思いを述べた。

 さらに、「いつも福岡で緊張しながら応援してくれたおじいちゃん、おばあちゃん。女手ひとつで育ててくれたお母さん、障がいをもちながらも懸命に生きて…懸命に僕を応援してくれたお姉ちゃん。勝っても負けても変わらず接してくれてありがとう」と涙ながらに感謝。姉に向けては「彼女のおかげで小さい時に強い心を育み、負けない気持ちを持ち続けることができました」と、メッセージを送った。セレモニーの締めくくりでは仲間から胴上げもされ、笑顔もみせた。

 杉内は現役時代、「杉内基金」を設立するなど、社会貢献活動も積極的に行ってきた。グラウンド外でもプロ野球選手としての模範となっていたが、股関節の手術や左肩痛の影響で、2015年7月21日を最後に1軍の公式戦登板から遠ざかっていた。懸命にリハビリを重ねてきたが、1軍での復帰はかなわず、決断を下した。

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