西武、辻監督が8度舞う 昨年急逝した森コーチも胴上げに“参加”
「日本ハム4-1西武」(30日、札幌ドーム)
西武が、10年ぶり22度目のリーグ優勝を決めた。日本ハム戦に敗戦も、マジック対象チームだったソフトバンクもロッテに黒星。試合途中で優勝が決まり、西武ファンから歓声が沸き起こった。
勝って決めることはできなかった。前日29日、ソフトバンクとの直接対決で敗れ、本拠地胴上げならず。この日も自慢の強力打線がつながらず、反撃できなかった。
それでも、試合後はベンチ内で全員が握手をして祝福。その後、マウンド付近で辻監督が8度、宙を舞った。引退を表明している松井稼頭央も胴上げ。昨年6月に急逝した森慎二投手コーチ(享年42)のユニホームも、増田が掲げて一緒に胴上げに参加した。
辻監督は「特にピッチングスタッフは森慎二コーチの血というのが非常に大きい。昨年はAクラスに入りましたが、日本シリーズにも行けなかった。今年にかける気持ちは大きく、全員で勝つんだと戦ってきました」と、天国の森コーチにも感謝した。
森コーチは昨年のシーズン中に体調を崩し、チームを離脱。6月28日、多臓器不全で亡くなった。