桑田、清原…最強PL学園ナインの現在 借金10億円を背負ったメンバーも

 PL学園時代に甲子園の春夏5大会すべてに出場、2度優勝した元巨人の桑田真澄氏(50)が30日放送のTBS系「消えた天才」に出演。1985年夏の甲子園を優勝したPL学園のメンバーの現在を紹介した。

 決勝で宇部商にサヨナラ勝ちして優勝したメンバーは以下の通り。

 1番・中堅 内匠政博

 2番・遊撃 安本政弘

 3番・二塁 松山秀明

 4番・一塁 清原和博

 5番・右翼 黒木泰典

 6番・投手 桑田真澄

 7番・捕手 杉本隆雄

 8番・左翼 本間俊匠

 9番・三塁 笹岡伸好

 桑田氏、清原氏は高校卒業後にドラフト1位でプロ入り。内匠氏、松山氏も大学や社会人を経てドラフト指名されるなど、高校野球史上最強といわれるチームから4人がプロ入りした。

 残る5人だが、安本氏、黒木氏、杉本氏、笹岡氏は会社員。桑田と清原の間の5番を打った黒木氏は現在、外資系保険会社の支社長として活躍していることも明らかにされた。

 浮き沈みの激しい人生を送ってきたのが本間氏。東洋大からNTT中国に就職したが、33歳の時に不動産会社を営んでいた父親が死去し、10億円の借金を背負うことになった。NTTを退職し、事業を継ぐことになったが、多額の借金に悩まされる中、励みになったのが桑田氏、清原氏がプロ野球の世界で奮闘する姿だったという。

 「テレビでいつも試合をやっているので、あいつらが頑張っているのなら俺も仕事でと思って」と仲間の活躍を励みにした。それにより現在は、年商1億円企業のオーナーとなり、借金も残り2億円まで減ったという。

 桑田氏は野球でいえば自分を含めたチームメートの人生は現在は六、七回だと例え、「人生の勝利投手に向かって日日努力していきたい」と話した。

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