巨人 負けられない試合でなぜ…悔やまれる吉川光の続投【関本四十四の目】

 「ヤクルト8-5巨人」(1日、神宮球場)

 巨人がヤクルトに完敗し、4位に転落した。この試合を含め、残り3戦。CS進出へ是が非でも負けられないはずだった戦いで、あまりにも悔やまれる黒星となった。

 首をかしげたくなったのは先発・吉川光の交代期。左腕を代えるタイミングをベンチは2度、逸している。まずは三回の攻撃。大引に一発を浴びた直後の攻撃で、先頭は吉川光。ここで代打を送っても良かった。チームの次戦は、4日の広島戦。リリーフを出し惜しみする理由もない。結果論ではなく、攻撃に転ずる姿勢をベンチが強く示すことで、流れを変える効果にも期待すべきだった。

 そして、2度目の交代期は四回。先頭の大引に2本目の本塁打を浴びた後、続く西浦に二塁打を打たれた。ここでもベンチは動かず、2死三塁から坂口に適時打を浴び、4点目を失った。

 一発を浴びての失点は、ベンチが代えにくいのは確か。序盤は一発を浴びた以外の投球内容で、吉川光の状態に疑問を持たなかったのかもしれない。ただ、状態うんぬんは関係のない時期。ブルペンにはロングリリーフもできる野上もいた。4点目は何としても防ぎにいかなければならなかった。

 残り2試合。もう1敗も許されない。今度こそ総力をつぎ込み、白星をもぎ取らなければいけない。(デイリースポーツ評論家)

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