巨人が2位消滅…CS暗雲4位転落 泣いても笑っても残り2戦 高橋監督「頑張る」
「ヤクルト8-5巨人」(1日、神宮球場)
巨人が痛恨の敗戦で今季の2位が消滅し、4位に転落した。終盤3イニングで5点を挙げたが、序盤のビハインドが重くのしかかった。全勝を誓った残り3試合の初戦での重い1敗。G党の激励と怒声が交錯する中、高橋監督は「もう振り返ってもしょうがない。また次、頑張るよ」とクラブハウスへ歩を進めた。
天敵を最後まで打ち崩せなかった。小川相手に奪った得点は七回に阿部が放った一発のみ。初回2死三塁で岡本が、二回2死二塁で小林が倒れ、相手を乗せた。「本当はもっと早く(点を)取りたかったけど」と指揮官。小川には今季4敗目を喫し、通算では8連敗となった。
最後の勝負どころで再び歯車が狂った。先制機を逃すと、先発・吉川光は踏ん張れず、伏兵・大引に2発を献上するなど4回4失点KO。後を継いだアダメスは雄平に3ランを浴びた。中盤までに大勢が決し、一発を含む3安打2打点と気を吐いた主将の坂本勇は「負けたら一緒」と語気を強めた。
泣いても笑っても残り2試合。2年ぶりAクラスに黄信号がともる中、勝つ以外に道がないことに変わりはない。指揮官は「次の試合を勝てるようにしないと。それしかない」と言葉を絞り出した。盟主の意地にかけても、連勝で望みをつなぐ。