オリックス・西、2年ぶり5度目の2桁勝利 一塁ベンチで喜びを爆発
「楽天2-5オリックス」(1日、楽天生命パーク宮城)
2年ぶり5度目の2桁勝利。勝利の瞬間、オリックス・西は一塁ベンチで喜びを爆発させた。ヒーローインタビューで問われても「気にしてない」と素直に認めることはなかったが、笑顔があふれた。
序盤は強風に苦しみ2発を浴びたが、試合中にフォームを修正し7回2失点。持ち味であるゲームを作れる安定感を発揮した。今季はプロ10年目にして初の開幕投手を務め、チームで唯一、1年間先発ローテーションを守った。
「開幕をやった人にしか分からない、なかなかできない経験ができた。相手エースとの対戦ばかりで苦しかった。収穫のあった1年でした」
開幕に抜てきした福良監督も「いい1年やったんやないですか。勝ちには恵まれなかったけど勉強になったと思います」と話した。
これが今季の最終登板となった。5月に国内FA権を取得。阪神などが獲得に向けた調査に着手するとの情報もある。10勝でその注目度はさらに高まりそうだ。