巨人オーナー 次期監督の理想像「経験実績といったことは必要」
巨人は3日、高橋由伸監督(43)が今季限りで辞任することを発表した。山口寿一オーナー(61)が都内の球団事務所で取材に応じ、「高橋監督から責任を取って辞めたいという話がありました」と、明らかにした。
巨人に激震が走った。CS争いが佳境を迎えている状況での衝撃発表。山口オーナーはこのタイミングについて「新しい体制で今月下旬のドラフト会議に臨みたいと思っているので、ぎりぎりのタイミングかなと思ったのでお話をしています」と説明した。
注目される次期監督について。個人名に触れることはなかったが、同オーナーは「難しい状況で引き受けてもらうということになりますよね。そうすると、やはり経験実績といったことは必要かなと思ってますけど」と、“条件”を明かした。
高橋監督は巨人軍の第18代監督。過去、球団の歴史で指揮官の外部招聘はなく、生え抜きのスターがその重責を担ってきた。山口オーナーは「ジャイアンツの伝統を継承してほしいと我々は思っているわけですよね。そうすると、やっぱり現役の時に重たいものを背負った、苦しんだという人が監督にふさわしいのではないかというのが、これまでの巨人軍の考え方だったと。それはやっぱり変わらない」と語った。
高橋監督は2006年から2015年まで監督を務めた原辰徳氏の後任として、2016年に監督就任。1年目は71勝69敗で2位、2年目は72勝68敗で4位、今季は2日まで65勝71敗で3位となっている。