立正大・小郷 プロ入りへ走攻守すべてで猛アピール
「東都大学野球、立正大4-3亜大」(4日、神宮球場)
今秋ドラフト候補の立正大・小郷裕哉外野手(4年・関西)がプロ入りへ猛アピールに成功した。二塁打を含むマルチ安打に加え、2盗塁。守備では強肩も披露した。
劣勢でも持ち味を存分に発揮した。2点ビハインドの八回。無死三塁から一塁への打球に全力疾走し、「チームを勢いづかせたい」とヘッドスライディングで適時内野安打をもぎ取った。
50メートル走5秒8を誇る快足は止まらない。「データのおかげで思い切っていけました」と二盗、三盗に連続で成功。続く4番・伊藤裕季也内野手(4年・日大三)の同点犠飛を呼んだ。
守備でも魅せた。延長十回に右翼から本塁へレーザービーム。好返球で二塁走者の生還を阻止し、勝ち越し点献上の危機を救った。
走攻守すべてで躍動し、満足げな表情を浮かべた。プロ志望届は9月11日に提出済み。チームの勝利に貢献しながら、目標へと突き進んでいく。