オリックス西村新監督就任へ 5日にも正式受諾、下克上日本一の手腕に託す

 オリックスが来季新監督について西村徳文ヘッドコーチ(58)に就任要請をしていることが4日、明らかになった。5日の最終戦を待って正式に受諾する見込み。ロッテ監督として戦った2010年にリーグ3位からCSを勝ち抜いて日本一に導いた闘将が、福良監督の後を継ぎ、チーム再建のかじを取る。

 オリックスの新監督は西村ヘッドコーチの昇格で落ち着いた。当初は田口2軍監督の昇格が有力と見られていたが、湊球団社長が話す「中長期の視野を持って考えている。福良監督のやってきたことを引き継いでもらえる人」という監督像に、より当てはまるのは西村ヘッドだった。

 西村ヘッドは福良監督が監督代行から監督に就任した際に、入閣を強く要請した人物。アマチュア時代からともに切磋琢磨(せっさたくま)し、プロ入り後も他球団のライバルながら親交を温めてきた。この3年間は指揮官の右腕として支えてきただけに、選手のことも知り尽くしている。

 球団では田口2軍監督の昇格、外部招へいも含めて検討してきたが、これまで福良監督が築き上げてきたものをよりスムーズに引き継いで、さらにチーム力を伸ばせるのは西村ヘッドと判断した。

 すでに就任要請を受けており、最終戦となる5日のソフトバンク戦を終えてから、正式に受諾する運びだ。

 ロッテ時代には厳しい指導で西岡、今江らを育てた。2010年にはリーグ3位から日本一という下克上をNPBで唯一、成し遂げた。その実績と情熱でチームを常勝軍団へ。そんな手腕が期待される。

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