日本ハム・清宮、パ・リーグ高卒新人初のCS安打を目指す
日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)がパ・リーグの高卒新人初のCS安打を目指す。6日、1軍本隊を離れて千葉・鎌ケ谷でCSへ向けた別調整を開始。8日開幕のフェニックス・リーグ(宮崎)で状態を上げ、ソフトバンクとのCSファーストSに向かう。
今の使命は次の戦いに向け最高の準備をすること。「ある意味リセットして新たな気持ちでいければ」。フリー打撃で快音を響かせた清宮が決意を語った。宮崎では第1クールの全4試合に「3番・一塁」で出場予定。「自分のスイングをもう一回できるようにしたい」。シーズン終盤、1軍投手との対戦では崩される場面もあり、立て直しに向けた貴重な時間となる。
これまでパの高卒新人でCSで安打をマークした選手はいない。「本当に負けられない戦いになる。これまでと違った雰囲気の中でやると思うし、チームの勝利だけ考えてやりたいです」。清宮が打てばチームは勝利に近づくからこそ、歴史的な一打でCS突破をたぐりよせる。
札幌ドームで1軍全体練習に参加した栗山監督は「調子を上げるんじゃなくて2倍うまくなって帰ってきた方が良い。(スタメンは)ゼロではない。試合に勝つことが最優先になるけどね」。清宮が勝つために必要な存在になる。