ロッテ・根元が引退試合「7番左翼」でスタメン フル出場も安打出ず
「ロッテ3-8ソフトバンク」(7日、ZOZOマリンスタジアム)
9月27日に今季限りでの現役引退を表明した根元俊一内野手(35)の引退試合。
井口監督が「スタメンでフルに使います」と話した通り、「7番・左翼」での先発出場となった。
第1打席は二回2死一塁で遊ゴロだった。
試合前、根元は取材に応じて、「アッという間でした。一瞬でした」と13年間の現役生活を振り返った。
昨オフ。右ヒジの手術を受けたが、「ヒジは万全でした」というように体の状態は良かった。だが、「いろんなタイミングがあっての今の結果です。代打として貢献できなくなった。自分のイメージからはほど遠かった。そこで決断した。前へ進みたい」と真情を吐露した。
攻守に欠かせない存在だったが、近年は若手の台頭に押されていた。今季もここまで27試合の出場だった。
1番の思い出に今季、8月19日の楽天戦での勝ち越し二塁打を挙げた。「やっとチームに貢献できた。一生忘れない」としみじみと語っていた。
第2打席は四回2死一、二塁で中飛だった。第3打席は七回に左邪飛。九回の第4打席は二ゴロで安打を打つことはできなかった。守備では八回からは右翼に回った。