ソフトバンク・上林65年ぶり14三塁打 歴代4位タイ「すごいですね」

 「ロッテ3-8ソフトバンク」(7日、ZOZOマリンスタジアム)

 ソフトバンク・上林が半世紀以上も出なかったシーズン14三塁打をマークした。7-0の四回2死で二木の外角球を左中間に打ち返し、快足を飛ばして三塁に到達した。14本は阪急(現オリックス)のレインズが1953年に16本を放って以来65年ぶり。歴代4位の46年の鈴木清一(セネタース=現日本ハム)に並び「そう聞くとすごいですね。うれしい」と喜んだ。

 9月20日の日本ハム戦で13本目を打ってから、その先をかなり意識してきた。弟から記録に関する記事がスマートフォンに送られてきたそうで「めっちゃプレッシャーかけるやんか、と返事した。打てればいい」と気合十分だった。

 俊足の中距離打者として成長する上林にとって栄えある数字といえる。藤本打撃コーチは「彼はリストが強い。だから打球を飛ばせる」と評価する。

 8日がレギュラーシーズン最終戦。阪神の金田正泰のプロ野球記録18本は厳しいが、50年に南海(現ソフトバンク)の蔭山和夫がつくった球団記録の15本は十分に狙える。

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