大阪桐蔭が圧勝で8強 新スター候補が活躍 1年生4番・船曳3ラン
「秋季高校野球大阪大会・5回戦、大阪桐蔭11-1懐風館」(8日、大阪シティ信用金庫スタジアム)
史上初センバツ3連覇&3季連続の甲子園優勝を目指す大阪桐蔭が、1年生中軸コンビの3番・西野力矢内野手と4番・船曳烈士外野手の活躍で、五回コールドで8強へ進出した。春夏秋の大阪大会は42連勝。旧チームと合わせて、今年の公式戦は無敗の34連勝となった。
二回は先頭・船曳から3連打で無死満塁とし、1死後に榎木貫太内野手(2年)が先制の2点適時打を放った。さらに7日の4回戦・近大付戦で5打数5安打を記録した西野も適時打を放つなど、打者11人で6点を奪った。
四回無死一、二塁では船曳が左翼席へ3ラン。懐風館を圧倒した。五回は西野の適時二塁打で試合を決めた。
大阪桐蔭の旧チームは、史上初2度目の甲子園春夏連覇に貢献した今秋ドラフト1位候補・根尾昂内野手、藤原恭大外野手(3年)らレギュラーが全員が3年生だったが、結成間もない新チームも力を見せ続けている。
船曳は公式戦初本塁打。「素直に嬉しかったです。まだプレッシャーとかはないけど、自分のバッティングができればと思って打席に入ってます」とコメント。西谷監督は「1年生だし、まだまだ本当の4番ではないと伝えてます。(1年生の3、4番は)思い切り打ったらいい」と語ったが、8強入りの話題に「やらないといけないことだらけ。帰ったら練習という繰り返しでやっています」と引き締めた。