オリックス・西村新監督“アグレッシブ”なチームに!再建へ所信表明
オリックスの西村徳文新監督(58)が11日、大阪市内のホテルで就任会見を開いた。「なんとかチームを優勝争いできるチームにすること。そこに向かって精いっぱいやっていきたい」と話した。福良前監督の野球を継承し、よりアグレッシブなチームへと変貌させることを誓った。年俸6000万円の単年で契約した。
西村新監督が就任早々、掲げたテーマは『アグレッシブ』だ。福良監督の下、ヘッドコーチとして見てきた3年間を振り返って思い浮かぶのはこのフレーズだった。
「積極性に欠ける部分が多々あった。どうしてそこに行けないのか?選手と話をしながらスタートしていけたら。誰にも負けない情熱を持って選手を見つめていきたい」
例えば打席で初球から甘い球をどんどん打っていくような姿勢。そういう部分が欠けていると感じた。
そこを埋めるために14日からスタートする秋季練習から個々に面談するつもりだという。グラウンドで声を掛け、どうしてできないのか、どうすればできるのか、を話し合っていく。みやざきフェニックス・リーグを戦う若手選手にも、宮崎まで出向いて声を掛ける予定。対話によってチーム全体に新指揮官の思いを浸透させる。
「攻めの気持ちがこの世界では大事。個々の選手がもっと気持ちを強くしてくれたら」
自身はロッテ監督時代の2010年にリーグ3位から日本一の下克上を達成している。
「日本一がどれだけ素晴らしいかを伝えていきたい。決して弱いチームではない。優勝争いできるチームにすること。そこに向けて精いっぱいやっていきたい」と力強く所信表明した。