日本ハム・栗山監督、崖っぷち乗り越える「責任がある」
「パCSファーストS・第1戦、ソフトバンク8-3日本ハム」(13日、ヤフオクドーム)
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は13日、セ、パ両リーグのファーストステージ(3試合制)が開幕し、パは2位ソフトバンクが3位日本ハムに8-3で快勝した。
日本ハムは痛恨の逆転負けで崖っぷちに立たされた。それでも、栗山監督は「今日は俺のせいで負けたけど、明日勝てば流れは変わる」と前を向く。北海道胆振東部地震で被災した北の大地へ夢と希望を。諦めるわけにはいかない。
初回に近藤の1号ソロで先制。だが、直後に先発の上沢が鷹打線に粉砕された。柳田に同点適時打を許すと、続くデスパイネに満塁弾を浴びた。三回には甲斐に2ランを献上し、3回7失点でKO。「変化球が少し高かった」と大乱調の原因を分析した。
一方で、チームにとってプラス面もある。上沢が降板した後の四回以降、5人のリリーフ陣が懸命にバトンをつないで1失点にしのいだ。「今、われわれは試されている。こういう戦いの中、ちゃんとした試合を見せなきゃいけない責任がある」。負ければ終戦の第2戦へ、指揮官は力を込めた。
全員の力で難局を乗り越え、日本シリーズで再び本拠地に戻る。道民と交わした約束を胸に望みをつなげる。