ヤクルト崖っぷち 山田哲沈黙…初戦黒星で突破確率18%

 「セCSファーストS・第1戦、ヤクルト1-4巨人」(13日、神宮球場)

 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は13日、セ、パ両リーグのファーストステージ(3試合制)が開幕し、セは3位巨人が2位ヤクルトに4-1で勝利した。

 一気に後がなくなった。ヤクルトは巨人に8連勝中だったエース・小川を立てて喫した初戦の敗北。土俵際に追い詰められた小川監督は「とにかく明日やるしかない」と硬い表情を崩さなかった。

 左太もも裏を痛めていた青木のベンチ入りを決断。精神的支柱の役割を期待されたチームリーダーは、声を張り上げて同僚を鼓舞した。しかし、不動の2番を欠いた打線はつながらなかった。

 2番に入った山田哲は4打数無安打。三回無死一塁では二ゴロ併殺に倒れ、五回2死二塁の同点機では代わった上原の前に空振り三振。「結果が出なかった。短期決戦は結果がすべてなので」と現実を受け止めた。

 セCSファーストSで初戦に敗れたチームの突破確率は18%。しかも第2戦は菅野という難敵が立ちはだかる。それでも、山田哲が「まだ決まったわけじゃない。巻き返せると思う」と話せば、代打待機した青木も「明日勝てるようにしたい」と力を込めた。昨季96敗からの再起の原動力となった勝負への執念を、今こそ発揮するしかない。

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