広陵、9年ぶりV 鉤流のサヨナラ犠飛で広島大会制す
「秋季高校野球広島大会・決勝、広陵2-1呉」(13日、呉市二河野球場)
広陵がサヨナラで広島を制覇した。1-1の九回1死三塁で、鉤流(つりゅう)大遂捕手(2年)が中犠飛を放った。熱戦に終止符を打つ一打。「何とか1点を取りたかった場面。自分が何とかしてやろうと思っていた」と汗をぬぐった。
1年からベンチ入りし、今夏の甲子園でも扇の要として投手陣を引っ張った。二松学舎大付に敗れた初戦は鉤流にとってかけがえのない財産だ。「とにかくチームが勝つことだけを考えて練習に取り組むようになった」
守備では、2投手をリードし1失点にまとめたが、さらなる高みを見据える。「0点で抑えられるようにしたい」。夏春連続での甲子園出場が目下の目標。攻守でチームをけん引していく。