日本ハム・中田、残留へ 海外FA行使せず

 海外FA権の資格取得条件を満たしている日本ハム・中田翔内野手(29)が、来季も残留する可能性が高いことが15日、分かった。球団も、チーム一筋11年目で通算202本塁打の主砲を欠かせない戦力と判断。今後、本格的に残留交渉を進めていく見込みだ。

 今季は140試合の出場で打率・265、25本塁打、106打点。勝負強い打撃でチームをけん引しCS進出に貢献した。CSファーストSでソフトバンクに敗退し、日本一奪還の夢が消えた試合後、中田は「今は何も考えられない。悔しいという思いしかない」と話した。

 国内FA権を取得した昨季は熟考の末に残留を決断。今年は海外FA権を得たが、再び行使しないもようだ。オフ期間に入る16日以降、交渉は編成トップの吉村GMを中心に本格化する。ほかにFA権を持つ宮西尚生投手(33)、実松一成2軍育成コーチ兼捕手(37)、田中賢介内野手(37)とも残留交渉を行う。

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