今秋ドラ1候補 東洋大・上茶谷が4連覇の望みつなぐ4勝目 阪神など8球団が視察
「東都大学野球、東洋大3-2国学院大」(17日、神宮球場)
2回戦3試合が行われ、立正大が連勝。勝ち点3の7勝5敗で全日程を終えた。今秋ドラフト候補の伊藤裕季也内野手(4年・日大三)が八回にダメ押し2ラン。亜大と東洋大はそれぞれ雪辱した。東洋大はドラフト1位候補の上茶谷大河投手(4年・京都学園)が8回2失点で4勝目を挙げ、通算10勝とした。守護神の甲斐野央投手(4年・東洋大姫路)が試合を締めた。
東洋大は負ければ4連覇の可能性がなくなる中、上茶谷が踏ん張った。序盤で2失点しながら「配球を変えた」と試合中に修正。打たせて取るスタイルで、三回以降は無安打と立ち直った。優勝にはここから3連勝するしかないが、「総力戦でいく」と連投も辞さない覚悟だ。この日、阪神など8球団の視察を受けた右腕がフル回転を誓った。