「フェニックス・リーグ、日本ハム４－３オリックス」（１８日、ＫＩＲＩＳＨＩＭＡひむかスタジアム）

　飛躍の来季へ好スタートだ！日本ハム・清宮幸太郎内野手（１９）が１８日、みやざきフェニックス・リーグのオリックス戦（ひむかスタジアム）に「４番・一塁」で先発出場。逆転２ランを含む２安打３打点と躍動し、チームを勝利に導いた。

　１点ビハインドの八回１死一塁の場面で、変則左腕・斎藤を打ち砕いた。カウント２－２から膝元に落ちるスライダーをすくい上げ、打球は右中間フェンス後方の芝生席へ。「自分のスイングができました」と決勝弾の感触をかみしめた。

　初回２死一塁では黒木から右翼へ先制の適時二塁打を放った。プロ１年目のシーズンを「２０点」と自己採点した１９歳が、ＣＳ敗退後の初実戦で踏みしめた確かな一歩。「力負けしないように、体重をしっかりとボールに乗せられるように」。１軍の戦力になるため、今は牙を研ぎ続ける。

　残り９試合となった同リーグには今後、全試合でスタメン出場する見通し。南国・宮崎で心身共に鍛え上げ、プロ２年目に向けた土台を築く。