巨人、来季の首脳陣ガラリと変わる コーチ3人を入閣要請
巨人の来季の首脳陣の顔ぶれがガラリと変わる。監督に前監督の原辰徳氏(60)の就任が決定的の中、球団はOBの元木大介氏(46)に1軍打撃コーチ、宮本和知氏(54)、水野雄仁氏(53)に1軍投手コーチ就任を要請することが19日、分かった。高橋由伸監督(43)の退任に伴う大幅な内閣改造で、5年ぶりのリーグV奪回を目指す。
4年ぶりの監督交代となる巨人が、首脳陣を刷新し盟主復権への道をスタートさせる。
元木氏は現在、U-12日本代表監督を務め、要請受諾となれば2005年に現役を引退して以来の巨人復帰となる。現役時代は当時の長嶋監督(現終身名誉監督)から「くせ者」と称される技術とセンスを誇った。チームは岡本や吉川尚らの若手が台頭。さらなる飛躍への一助を期待される。
投手陣再建の担い手は宮本氏と水野氏に託す方針だ。宮本氏は97年の現役引退後は情報番組に出演するなど、幅広く活動を続けてきており、受諾すれば初のコーチ業になる。水野氏は01年以来のコーチ就任となる。バッテリーコーチには17年限りで現役を引退した相川亮二氏(42)に入閣を要請する。
今季限りで現役を引退した村田修一氏(37)と杉内俊哉氏(37)にはファームのコーチ就任を要請する。現役時代はともに栄光と挫折を味わった。“松坂世代”のフレッシュな2人に、未来を担うヤングG育成を託す。
近年にはなかった大幅な改造。斎藤投手総合コーチは低迷の責任を痛感し球団に辞意を表明しており、村田ヘッド兼バッテリーコーチ、二岡打撃コーチ、井端内野守備走塁コーチも退団する可能性が高い。指揮官とともに戦ってきたコーチが去り、血の入れ替えで巻き返しを図る。
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