張本氏、下克上狙った巨人の敗退に「広島に勝つのは虫が良すぎる」
野球評論家・張本勲氏が21日、TBS系「サンデーモーニング」の人気コーナー「週刊・ご意見番」に生出演。セCSファイナルSで広島に1勝もできずに敗退した古巣の巨人について言及した。
敗退シーンを振り返ったVTRを見終えると、張本氏は「まあ、予想通りというかね。巨人ファンには申し訳ないけど」と敗戦に納得顔。MCの関口宏から「何でひとつも勝てませんでした?」と問われると、「これはね、やっぱり広島が総合的に強いわね」とピシャリと言い放った。
3位からの下克上を狙った巨人に対しては「逆に巨人はよくやったと思いますよ。クライマックス出たじゃないですか。しかも2位のヤクルトを倒した。これで広島に勝ついうのは、ちょっと虫が良すぎる」とまたもピシャリと言い放つと、共演者から笑いが漏れた。
また、ファーストSの14日・ヤクルト戦でノーヒットノーランを達成した菅野がファイナルSで先発しなかったことについては、「ヤクルトの時に完封した菅野をもったいないけども、7、8、9(回)降ろして次の広島に向けて欲しかったいう戦法もあった。ところがね、高橋監督の人の良さなんですね。菅野に花を持たせてやろうと。菅野が投げなければ広島には勝てない」と巨人・高橋監督の采配に対して持論を述べていた。