福知山成美8強進出 軟式出身最速133キロ小橋10安打浴びながら完投
「秋季高校野球近畿大会・1回戦、福知山成美5-4神戸国際大付」(21日、ほっともっとフィールド神戸)
福知山成美(京都1位)が、神戸国際大付(兵庫2位)に競り勝って8強へ進出した。
身長171センチの小柄なエース、小橋翔大投手(2年)が、先発で10安打を浴びながら9回4失点で完投した。
序盤の3イニングはノーヒットピッチング。六回に1点を与えたが、八回無死一、二塁でクリーンアップを封じ込めるなど踏ん張り続けた。
九回は3点を奪われて1点差まで迫られたが、ベンチに向けて「行けます!」と合図を送って続投。リードを守り抜いた。
福知山市出身で、成和中の軟式野球部出身。最速133キロの直球と、スライダーとカーブを丁寧にコースへ投げる投球が持ち味だ。気持ちも強く、「球速はないので低目に集めたら打たれない」と自信を見せる。
4強入りがかかる準々決勝は、履正社(大阪1位)と対戦する。「あと1勝したいですね。履正社はもっと打ってくると思うけど、もっとコースへ投げていきたい。後ろにもいい投手がいるので全員で勝ちたい」。2014年センバツ以来となる甲子園出場へアピールする好投を誓った。