オリックス、重要ポストで日本ハム前コーチ・中嶋氏を招へい
オリックスが来季のスタッフに前日本ハムバッテリー兼作戦コーチの中嶋聡氏(49)を招へいすることが21日、明らかになった。2軍監督などの主要ポストに就くとみられ22日に正式発表される。
中嶋氏が19日に日本ハムを退団。これを機に古巣オリックスが動いた。球団ではかねてより指導力と人望の厚さを高く評価。いずれは指導者として復帰させたいプランを持っていた。ある球団首脳は「95、96年の優勝時の主力選手。縁があれば力を貸してほしいと思っていた」と話す。
中嶋氏は1986年に秋田の鷹巣農林から阪急にドラフト3位で指名され入団。強肩捕手として活躍した。95、96年のオリックスの連覇は正捕手として貢献。97年オフにFAで西武に移籍した。その後はトレードで横浜、日本ハムに移った。日本ハムでは長く兼任コーチを務めたが、2015年に現役を引退。実働29年はNPBタイ記録。阪急でプレーしたことのある最後の選手となった。
引退後は2年間、パドレスでコーチ研修などを行い、今季からコーチとして現場復帰していた。
西村新監督の下、来季のAクラスを目指すオリックス。中嶋氏の加入で常勝球団への土台作りを強固なものにする。