ソフトバンク、王会長明言「小園選手でいく」

 ソフトバンクは25日のドラフト会議で兵庫・報徳学園高の小園海斗内野手を1位指名することを公表した。24日に東京都内のホテルで編成会議を行い、王貞治球団会長(78)が明言した。

 小園は走攻守三拍子そろった遊撃手。王会長は「小園選手でいく」と1位指名を明かし「運動能力もあり、守備がうまいし肩もいい。打撃もいい」と絶賛した。

 球団は近年1位指名を当日に最終決定してきた。昨年のドラフト前日は王会長が清宮(日本ハム)の1位指名について問われ「予定通りという感じ」と“公表”したが、今回は会長側から名前を挙げる異例の形。永井球団統括本部編成・育成部長兼スカウト室長は「走攻守全てで今年のナンバーワン。スカウト(陣)でぶれることはなかった」と説明した。

 オリックスも1位指名を公言し、抽選は必至だ。王会長は「(工藤)監督に頑張ってもらって」と、2015年に3球団競合の高橋純、16年に5球団競合の田中を引き当てた指揮官に期待した。

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