オリックス1位太田は親子鷹 父暁氏は打撃投手「同じ職場で恥ずかしさも」
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「プロ野球ドラフト会議」(25日、グランドプリンスホテル新高輪)
オリックスから外れ1位で単独指名された天理・太田椋内野手(3年)が父と挑むプロの世界へ意気込みを示した。父・暁氏は元近鉄内野手で現在オリックスの打撃投手。椋は「父と同じ職場で喜びもありますし、恥ずかしさというのもある」と親子鷹での挑戦に思いを巡らせた。
会見場に設置されたテレビモニターにオリックスから1位指名された様子が映し出されると、椋は緊張していた表情を緩めて照れくさそうな笑み。一方、同校での会見場に駆けつけた暁氏と母・綾子さんは、お互いの右手でタッチを交わしながら喜んだ。
暁氏は帝京五から88年度ドラフト6位で近鉄入団。椋が野球を始めたのは小3の時で「野球がしたくて仕方がないという感じでした。まさかドラフトにかかる選手になるとは思っていませんでしたが」と驚きの様子。「僕が投げて打ってくれたらありがたい」と楽しみにしていた。