根尾を引き当てた中日・与田監督が明言「二刀流ある」
「プロ野球ドラフト会議」(25日、グランドプリンスホテル新高輪)
中日・与田剛監督(52)は“初仕事”にホッと胸をなで下ろした。4球団競合の末、大阪桐蔭・根尾昂内野手(18)を引き当てた。
「下から2番目を引くつもりでしたけど、何番目か分からなくなった」
最初にクジを引いた。準地元といえる岐阜出身。小学生時代にはドラゴンズジュニアでプレーしたこともある。球団を挙げて是が非でも獲得したい逸材。プレッシャーは誰よりも感じていた。
「本当に運が良かった。当たった瞬間、うわって感じでしたね。“ヨシッ”て言葉が腹から出てきたので感動しました」
あとは逸材をどう育て上げるか。甲子園では遊撃手だけでなく、投手としての才能も披露している。
「すべてにおいて高いレベルの選手。本人が一番やりたいところでやらせたい。意思があれば二刀流もあります」
興奮は冷めない。メッセージを問われると「1秒でも早く会いたい。我がドラゴンズで大活躍してください」とありったけの思いを込めた。