大阪桐蔭・藤原は3球団競合でロッテへ 根尾に負けん!別リーグでも闘志メラメラ
「プロ野球ドラフト会議」(25日、グランドプリンスホテル新高輪)
大阪桐蔭・藤原恭大外野手(18)は楽天、阪神、ロッテが1位指名し、残り福でロッテが当たりくじを引き当てた。
想像もしていなかった展開だった。ドラフト会議がスタートして、1番目の楽天から阪神、ロッテと3球団連続で1位指名。藤原は驚きを隠さなかった。
「まさかと思った。うれしさと、どこが引くんだろうと思った。野球より緊張した」
戸惑いはすぐに笑顔に変わる。井口監督がクジを引き当て、ロッテが交渉権を獲得。「(事前に)公表してもらっていたチームでうれしい。若くて勢いがある印象があるし、ファンの応援もすごい」。夢が現実に変わり、気持ちを高ぶらせた。
チームメートの根尾とともに1位指名を受けた。大阪桐蔭から2人が1位指名を受けるのは、05年の高校生ドラフト1巡目・辻内(巨人)、平田(中日)以来2度目となった。根尾とリーグは違うが、敵チームとなる。
「意識が高い選手なので。負けたくない気持ちがある」。50メートル走5秒7。リンゴをつぶせる握力を持ち、腕相撲は負け知らず。パワーもスピードも兼ね備えた逸材は、ライバル以上の活躍を目指す。