西武は日体大・松本の一本釣りに成功 辻監督「ローテーション投手になれる」
「プロ野球ドラフト会議」(25日、グランドプリンスホテル新高輪)
ドラフト1位指名で高校生野手に人気が集まる中、西武は唯一くじ引きを避け、松本航投手(21)=日体大=の単独指名に成功した。狙い通りに交渉権を獲得し、辻監督は「うれしかった。現状を考えると柱となる投手がほしかった」と笑顔で理由を明かした。
松本は「素直にうれしく思っている。両親、家族に感謝したい」と話した。150キロを超える速球に加え、多彩な変化球も操る本格派右腕。エース・菊池はポスティングシステムによる米メジャー挑戦が確実で、1年目から先発のチャンスがあるだけに「新人王を取れるように頑張りたい。2桁(勝利)を目指したい」と、目標を高く掲げた。
辻監督は「うちのローテーション投手になれる。できれば(来季の)開幕から投げてほしい」と期待した。