元近鉄の佐野慈紀氏、借金問題で野茂氏に謝罪「私のだらしなさ。身を粉に働く」
近鉄や中日などでプレーした元プロ野球投手の佐野慈紀氏が26日、自身のブログで近鉄時代のチームメートで元メジャーリーガーの野茂英雄氏に謝罪した。
佐野氏は野茂氏から借金返済訴訟を起こされたことに触れ、「私、佐野慈紀の個人的な問題で野茂英雄さんはもちろん、関係者の皆様にも多大なるご迷惑をお掛けしましたことを心より深くお詫び申し上げます。特に元チームメイトの野茂さんには困っているときに手を差し伸べて頂いたにも関わらず、私のだらしなさからこのような申し訳ない結果となってしまいましたことを、この場を借りて心よりお詫び申し上げます」と謝罪。
かつては中継ぎエースとして1億円を超える年俸を手にしていた佐野氏は借金返済ができなかったことについて、「返済が滞っていることは頭にありながら自分自身を大きく見せたいが故に仕事に繋げる為にと会食に参加をしたり、祝い事で外食をしたこともありました。家族に対しても何も言わずにでした。私のだらしなさや不誠実さだけでなく、仕事が欲しい、生活が厳しい、と言えないプロ野球選手だったという見栄やプライドも大きな原因だったと思っております」と説明した。
今後については「今回の事で今まで携わらせて頂いた仕事からも、身を引くことになり、苦しさは更に増すこととなりました。ご迷惑をお掛けした方々や家族の為にも、身を粉にして働いていく所存ですが、何分今まで野球しかやってきておりません。そんな私にどのような仕事が出来るかはわかりませんが、野球関係の仕事のみならず、どのような仕事にも真摯に取り組ませて頂きます」とつづった。