楽天 12年盗塁王・聖沢が戦力外「今年の成績では当然」 枡田、伊志嶺ら9選手
楽天は29日、聖沢諒外野手、枡田慎太郎外野手ら9選手に、来季の支配下選手契約を行わないことを通知したと発表した。
聖沢は俊足好打の外野手で、11年に144試合の出場で打率・288、52盗塁。12年もレギュラーとして活躍し、54盗塁で盗塁王に輝いた。若手の台頭もあって、今季は27試合の出場にとどまっていた。
枡田は05年に楽天入りし、主に左の代打として長く活躍。日本一に輝いた13年は86試合に出場し、打率・272、8本塁打をマークした。
伊志嶺は強打の捕手として大学生・社会人ドラフト3巡目で楽天入り。正捕手の嶋の影に隠れてレギュラー定着はならなかったが、15年には54試合の出場で3本塁打を放った。
通知された選手は以下の通り。
寺岡寛治投手、野元浩輝投手、ジョシュ・コラレス投手、下妻貴寛捕手、伊志嶺忠捕手、吉持亮汰内野手、聖沢諒外野手・枡田慎太郎外野手、ルシアノ・フェルナンド外野手。
聖沢は、楽天生命パークで報道陣に対応し、「今年の成績では、当然の結果」と受け止めた。今後については「未定」とし、楽天でプレーした11年間を「悔いはない。実力以上のものを出しきった11年間だった。盗塁王も獲れて、日本一にもなれた」と振り返った。
球団創設2年目から13年間在籍した枡田は「選手のために働いてくれた職員の方々、出会った指導者の皆さん、チームのみんな。最後まで、『慎太郎!』って応援してくれたファンの皆さん。楽天野球団には感謝しています」と話した。今後については「まだはっきり何も言えないです」としたが「自分的には現役を続けたい気持ちはあります」と現役続行を希望する意思も示した。
なお、戦力外通告を受けた9人のうち、寺岡、野元、下妻、吉持、フェルナンドは育成選手として再契約する方針。