巨人ドラ1高橋“虎キラー”宣言 幼い頃から虎党も封印「球界を代表する左腕に」
巨人からドラフト1位で指名された高橋優貴投手(21)=八戸学院大=が30日、青森県八戸市の同校で長谷川スカウト部長、柏田スカウトから指名あいさつを受けた。幼い頃から家族も含め阪神ファンだが「チームを優勝に導く。同じリーグで対戦することになるので勝ちを意識してやりたい」と気持ちを新たに“虎狩り”を宣言した。
北東北大学リーグでは富士大・多和田(現西武)の299奪三振の記録を塗り替える301奪三振をマーク。ドクターKぶりを発揮した。目標は「新人王」と話し「2桁を勝つことができれば。球界を代表する左腕になりたい」と力を込めた。
三振にはこだわりを持つ。そのきっかけは憧れの虎戦士だった。小4の時、06年の球宴で全球直球宣言をして3者三振に取った阪神・藤川の姿に感動。以来、藤川を目標に野球を続けてきた。「真っすぐを宣言して三振が取れればベストですし、ほしい時に取れるのが一番」と理想像を掲げた。
原監督はコンディション次第で春季キャンプ1軍スタートを公言している。「2月のキャンプに向けて練習していきたい。体重を増やすというより筋肉量を増やしたい」と左腕も気合十分。座右の銘である「一球入魂」を胸に先発ローテに名乗りを上げる。