ソフトバンク乱打戦制した デスパ待望初弾!日本シリーズタイ本拠地10連勝

 「日本シリーズ・第3戦、ソフトバンク9-8広島」(30日、ヤフオクドーム)

 ソフトバンクは最大6点差をつけながら、最後は1点差の薄氷で逃げ切った。シリーズ初勝利を手にした工藤監督は安ど感をにじませ、首脳陣と握手をかわした。「ホッとしてます。ヤフオクに戻ってきたので、選手が本来の姿を出してくれると思ってましたし、その通り頑張ってくれました」。11年の第7戦から日本シリーズタイ記録に並ぶ本拠地10連勝。打撃戦を制した喜びをかみしめた。

 本拠地に戻り、眠っていた強力打線が目を覚ました。2点リードの六回2死一、二塁。デスパイネが岡田の151キロ直球を豪快に振り抜いた。鋭い弾道は右翼ホームランテラス席へ。「5番・DH」の定位置で大仕事を成し遂げた大砲は「本当にいい当たりだった。ホームということもあって気持ちよかった」と得意げに答えた。

 気持ちを切り替えて臨んだ。マツダでの第2戦の初回。シーズン中でも少なかった左翼の守備に就いたが、左飛を捕球できず肩を落とした。失意の前日は自ら腕を振るって母国のキューバ料理を食べてリフレッシュ。その効果もあり、シリーズ2度目の出場で待望の初アーチを放った。

 今シリーズ初の2桁12安打を放ち9得点。通算成績を1勝1敗1分けの五分に戻した。工藤監督は「すごい粘りをしますね」とカープ打線に脱帽したが、「ここでは選手が生き生きとして野球をやってくれる。これからもホークスらしい野球をやっていく」と胸を張る。打ち合いなら負けない。自慢の打線を前面に出し、下克上を遂げる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス