日本ハム・清宮 スイング固まった 43スイング12発、4連発締め
「日本ハム秋季キャンプ」(1日、国頭)
日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)が1日、秋季キャンプ2日目のフリー打撃で自慢の打棒を爆発させた。43スイング中、3本の場外弾を含む12本の柵越えを披露。最後は4連発で締め、沖縄・国頭のファンを沸かせた。
「再現性のあるスイング」をテーマに、確かな成長曲線を描く。前日は41スイングで6発だったが「きれいに振れているなというか、無駄なく捉えられました」と、この日は右翼フェンス後方の防球ネットを越える推定130メートル弾を3発。「いい形で打球が飛んでいる」と納得の表情だ。
両方の手のひらには無数のテーピングが施され、それが鍛錬の厳しさを物語る。「マメはいやですけど振ることが大事なので」。国頭村内の選手宿舎では3年目の平沼、2年目の郡との3人部屋。「もう戦いは始まっている」という栗山監督の言葉を仲間と共有し、より気持ちは高まる。
最後のメニューに特打が組み込まれていたが、体に張りを訴えたもようで回避。別メニューでランニングなどを行い「多分、普通に」と、2日以降も全体メニューを消化できる状態であると明かした。「打ち方を固めたいというか、満足するまでというのはあります」。歩みは止めない。レギュラー奪取へ、勝負の秋を駆け抜ける。