中島、オリックス退団決定 制限超え減俸提示を受け…折り合いつかず
オリックスの中島宏之内野手(36)が2日、代理人を通じて球団に対して退団を申し入れた。
中島は3年契約が昨季で終了。今季は契約延長のオプションを行使していた。契約終了を受けて球団と10月初旬に代理人交渉。今季年俸の3億5000万円から野球協約の減額制限(1億円以上は40%)を超える金額提示を受け交渉を続けてきたが1億円を切るとみられる提示額に、合意には至らなかった。
長村裕之球団本部長は「残念だけれどしようがない。どこかでプレーするなら頑張ってもらいたい」と話した。これを聞いて西村監督も「一緒にやれるものとばかり思っていた。契約だけは仕方がない」と残念がった。
中島はメジャー挑戦から日本復帰を決めた14年オフにオリックス入りも今季は6月に左太もも肉離れで離脱するなど移籍後、最少の77試合出場にとどまり、打率・289、5本塁打、34打点の成績に終わっていた。