履正社 3安打無得点でコールド負け 近畿大会2戦で31安打16点の打線が沈黙
「秋季高校野球近畿大会・準決勝、龍谷大平安7-0履正社」(3日、ほっともっとフィールド神戸)
履正社(大阪1位)が、龍谷大平安(京都3位)に七回コールドで敗れた。
この試合までの秋季近畿大会2試合で、2本塁打を含む31安打16点を記録していた強力打線が、わずか3安打に封じ込められた。
三回までは毎回、得点圏に走者を進めたが、龍谷大平安の先発左腕・野沢秀伍投手(2年)を最後まで攻略できなかった。
投手陣も力を発揮できなかった。秋季大阪大会決勝の大阪桐蔭戦で2失点完投した先発・植木佑斗投手(2年)は3回4失点で降板。秋季近畿大会準々決勝・福知山成美戦で12三振で完封した左腕エース・清水大成投手(2年)も四回から登板して、3回1/3を3失点と乱れた。
岡田龍生監督は打線に苦言を呈した。「大阪大会でも最初の方は打てなかったし、どこで転んでもおかしくない試合があった。結局、実力通りで技術不足ということでしょう。今日は対応力がなかったですね。打席を重ねると変化が見えるものだけど、あかんかったらずっとあかんままでしたから。チームとして攻めていけるようにならないといけない」と手厳しかった。
今大会で4強に進出しており、来春センバツ出場には当確ランプをともしているが、課題が残る敗戦となった。