日本ハムがドラフト１位指名した金足農・吉田輝星投手（１７）が７日、千葉・鎌ケ谷の２軍施設を見学した。４キロ増量したという右腕は２月中旬に予定されている紅白戦での実戦デビューを目指す。

　着慣れた学生服が少しキツそうだった。夏の甲子園の際は８１キロだった体重はすでに８５キロ。強靱（きょうじん）な下半身は制服越しでも迫力満点だった。

　これまでに栗山監督が「高卒新人とは考えていない」と話すなど１年目から活躍が期待されている。例年は２月中旬に予定される１、２軍合同の紅白戦に全員が出場できるよう求められる。指揮官は「『新人選手はそこで試合に出られる準備をしてください。そこがキャンプのスタート』という話はするつもり」と語る。無理はさせない方針だが、吉田のデビュー戦が最短でそこになる可能性は大いにある。

　この日は「２０１８ユーキャン新語・流行語大賞」に「金足農旋風」がノミネートされた。「候補に挙がっているならうれしい」と笑顔をみせた大注目の右腕が、プロの世界に向かう。