中日・吉見FA行使せず残留決断「身を粉にして」
中日の吉見一起投手(34)が9日、今季取得した国内FA権利を行使せず残留を決断した。ナゴヤ球場を訪れ、西山和夫球団代表にFA権を行使せず来季も中日でプレーする意向を伝えた。今後は契約更改に向け、詰めの交渉を行う。2年契約を結ぶとみられる。
吉見は今季20試合に登板し5勝7敗、防御率は3・87。これまで球団側と4度話し合い熟考を重ねてきたが「家族ともいろいろ相談した結果、今回は(FA)宣言せず、残留することを決めました」と話した。
来季も先発ローテとして期待されており「優勝できるように、身を粉にして頑張ります」。沖縄で吉報を受けた与田監督は「一緒に戦いたいと思っていたので、決まってホッとしています」と胸をなで下ろした。