広陵・中井監督、星稜・奥川に「お手上げ」

ベンチで険しい表情の広陵・中井監督=神宮球場(撮影・中田匡峻)
2枚

 「明治神宮野球大会・高校の部2回戦、星稜9-0広陵」(10日、神宮球場)

 七回コールドで敗れた広陵・中井哲之監督は相手先発で来秋ドラフト1位候補の星稜・奥川恭伸(2年)に脱帽した。

 この日最速149キロの直球もさることながら、変化球の精度に舌を巻いた。「フォークボールだと思うんですけど、消えるというか…。現段階ではお手上げ」と130キロ台で鋭く落ちるボールに苦戦。簡単にストライク先行する制球力も手を焼いた。

 今秋の中国大会では奥川と同じくプロ注目右腕の創志学園・西を攻略したが、「緩急、精度はいまの段階では(西より)奥川君が上」と世代屈指の好投手であることを認めた。

 「たたみかけるというか、失投を見逃してくれなかった」と星稜打線にも四回に12人攻撃で一挙7点を奪われた。今大会は初戦敗退となったが、来春センバツへの出場は確実。「(奥川を)実体験できたので」と完敗を糧に、雪辱を誓った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス