元阪神・吉竹氏、母校・九州産業高次期監督に就任
阪神、西武の外野手として活躍し、阪神で守備・走塁コーチや2軍監督などを務めた吉竹春樹氏(57)が母校の九州産業高(福岡県筑紫野市)の監督に就任することが12日、分かった。吉竹氏は阪神を退団後、2015年にルートインBCリーグ福井の監督に就任。17年2月に学生野球資格を回復し、同年から福岡六大学の日経大で助監督を務めていた。
九州産業高は吉竹氏が2年時の1977年夏に初出場して以来、甲子園から遠ざかっており「再び甲子園出場を」という母校からの強い要請を受けての就任となった。
九州では九州国際大付高(福岡)の楠城徹監督や鹿児島城西高の佐々木誠監督らプロ出身の監督が活躍し、阪神コーチ時代の教え子だった智弁和歌山高の中谷仁監督も今秋からチームを率いる。吉竹氏は長年のプロでの指導経験を生かして母校の強化を目指し「選手、コーチとして26年間お世話になった甲子園に『里帰り』したい」と意欲を見せている。